AWS SAA合格体験記(2020年1月)

AWSのSAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)の試験を2020年1月に受験し合格してきました。(スコアは846でした)

合格するために何を勉強したらよいか、実際に試験を受けてみての感想などを書いていきます。

これから受験される方の参考になればと思います。

尚、このSAAの試験は2020年3月22日までです。それ以降は新しいバージョンの試験となります。

(1)勉強方法

推奨① 参考書で勉強

・黒本と言われている以下の参考書を読んで理解する。地味だがこの方法が頭が整理されて遠回りのようで一番の近道なのかも。

徹底攻略 AWS認定 ソリューションアーキテクト – アソシエイト教科書 徹底攻略シリーズ

・以下の参考書も勉強しましたが、お薦めは黒本の方です。こちらの白本には載っていないサービスが上の黒本には載っており、尚且つそれが試験に出題されておりました。黒本やっていなかったら何のサービスが変わらなかったと思います。

AWS認定資格試験テキスト AWS認定 ソリューションアーキテクト-アソシエイト

・参考書に付属してある、問題集を何回も繰り返し解きます。ただ、参考書によって記載内容が違っており、例えばAWS RDSはオートスケール(スケールアウト)できると書いてあったり、できないと書いてたり。。。どっちが正しいだ?ってなりました。これについて試験に問われることは無かったのでよかったですが(たまたまかな)

推奨② インターネットで英語の問題集をやる

AWS Certified Solutions Architect Associate All-in-One Exam Guide (Exam SAA-C01) (English Edition)

・この英語の参考書の最後に「TotalTesterOnline」というサイトの情報があって、そのサイトにアクセスしプロダクトキーを入れて、アカウント作成すると130問のSAAの試験が何回も受けられます。問題文は英語ですが、分からない単語は訳しながら、何回か繰り返してやると英語には慣れます。プロダクトキーを入手するためにこの本を購入する必要があるのですが、以前はAmazonの書籍プレビューでプロダクトキーが載っているページが表示されてたような。。。今は表示されていないようです。

後で気付いたのですが、このサイトの問題はSAAの模擬試験とほぼ同じでした。きっと模擬試験をベースにこのサイトを作ったんだなと思いました。

このサイトの問題は実際の試験問題に近いので、試験勉強にお勧めと思います。

ちなみにサイトのURLは以下

https://hub.totalsem.com/content/4939

  

推奨③ AWS BlackBeltを視聴する

  https://aws.amazon.com/jp/aws-jp-introduction/aws-jp-webinar-service-cut/

・SAAの試験レベルでは、概要レベルを理解しておけばよく、突っ込んだ設問はありません。よってBlackBeltの全内容を視聴すると時間かかるので、最初の方に出てくる概要レベルの説明をしている箇所を中心に視聴します。自分が理解していない箇所だけ見ればよいというネットの記事も見ましたが、私は試験で出題されるであろう全てのサービスを一通り視聴しました。

推奨④ AWS公式サイトの試験概要にあるサンプル問題を解く

・問題数が少ないのと解説ないですが、サンプル問題という実際の試験に近い、貴重なサンプルという事で何度か解いてなぜその解答になるのかを自分で調べながら理解します。

AWSサンプルテスト

推奨⑤ 有料オンラインサイトで問題を解く

  https://aws.koiwaclub.com/

・有料プランのゴールドプランを契約し、主に会社の行きと帰りの電車の中で勉強しました。ゴールドプランは4,000円程度で60日間しか使用できません。問題数は800問~900問ぐらいありかなり多いです。実際の試験に出てくるような問題はほぼありません。問題解きながらAWSの知識の定着に使う感じがいいと思いますが、実際やってみて契約しなくてもよかったかなと思いました。900問を1回だけ全問解きましたが、何回も繰り返し解いても効果が薄そうだったので、まだ有効期限残ってましたがこのサイトの問題解くのは途中でやめました。

⑥ 模擬試験の受験

・上記の勉強をある程度実施し、自信が出てきたら、模擬試験を受けます。模擬試験は2,000円かかりますが、実際の試験に慣れるためにも受けておいたほうがいいです。先ほど書きましたが、模擬試験で出題されている問題は、試験勉強推奨②の英語の問題と内容がかなり近かったです。

・模擬試験は申し込むと直ぐに、インターネットからで受験できます。試験は後で復習するためにキャプチャを取りながら受験します。間違えたところ、正解したところがなぜその解答になるか理由を正確に理解します。

・模擬試験は本試験の1か月前に受けました。本当は模擬試験受験から1か月も空けるつもりはなかったが、模擬試験の結果が思ったより悪く(18/25 72%)、もう少し勉強しないと無理そうだなということで、1か月勉強をやり直しました。

(2)私の前提知識と資格取得動機

・インフラSEとして20年ぐらいの経験あり、一通り上流から下流まで実施経験あり。

・IPAやベンダー系(インフラ関連)の資格は10ぐらい持っている。

・AWSは仕事で使用していない、触ったこともない、今のところ触る予定もない😢、AWSとは程遠いレガシーなシステムの構築/保守をやっているが、今後必ずクラウド(AWS)が必須な時代がくる(もう来てるか?)と思い、自分自身の勉強ために、AWSの案件をやるきっかけ作るために資格を取ろうと決意!

・あと、AWSはインターネットにさえ繋がれば、システム構築や保守ができるので、働き方を変える事ができるのでは、また会社に依存せずとも個人でAWS使ったシステム構築や保守の仕事ができるのでは、っと思い、ぜひ勉強して身に付けたい!

・会社がAWSを推奨しており、資格取得も推奨している(推奨している割にAWSの仕事はいつできんのかね。。。という感じですが)

・試験受けるにあたり、大体3か月ぐらい勉強しました。時間にしたら100時間以上はやった感覚です。

(3)試験の申込

・試験は東京であれば、ほぼ毎日受けられます。私は銀座歌舞伎座テストセンターに申し込みました。

試験申し込むとメールで受付完了メールが届くのですが、アカウントの姓と名が反対になってたり、綴りが間違えていたりしており、身分証明書(例えばクレジットカードなど)と合っていないと試験が受験できませんとメールの注意書きにありました。合っていない場合は、メールのリンク先に連絡するよう書かれていたので、早速メールで連絡し(英語です)、1週間程度かかりますが、何度かやり取りした後、名前の変更できました。

(4)試験受けての感想

・試験会場に到着し受付すると、試験開始予定時間前ではあったが、直ぐに試験を受けさせてくれます。

・試験時のPCの画面や操作性が、模擬試験とは違っていて若干戸惑いました。問題文がやたらと横に広く(画面がでかいから?)、問題は読みづらいし、操作性も違う(回答選択したら回答済みたいなボタン押しておかないと回答したことになっていないみたい)感じでした。

・試験はこれまで受けた模擬試験やサンプル問題、参考書にある試験問題よりも難しいです。中には簡単に解ける問題は多少はありましたが、全体的に難しく、途中、これはもしかしたらダメかもしれないという絶望感的な雰囲気も漂いつつ、試験時間はたっぷりあるはずですが、前半だけで半分以上時間を使っている感じでした。

ただ、前半の問題が難しく、後半の問題が易しい感じで、後半になるにつれて、問題を解くスピードも上がり、自信を持って答えられる問題も増え、これだったら大丈夫そうかなという手応えが出てきました。

結局、時間はフルで130分使用しましたが、迷った問題は見返す時間も取れ、時間いっぱいをもって試験終了となりました。

・結果は直ぐに画面に表示されるのですが、あっさりと「おめでとございます・・・」ぐらいの感じでした。

後日、AWSの個人アカウントの認定試験のサイトに表示されます。(メールで連絡が来ます)

・日本語がわかりにくいというネットの記事ありましたが、私のそのようには感じませんでした。人それぞれなのか、翻訳が改善されているのかわかりませんが。。。

・しかし、隣の席の女がうるさく、集中力を削がれました。前半難しく感じたのはそのせいもあったかもしれません。(いや間違いなくあった、隣の女は途中でいなくなり後半調子が上向いたので)

試験室に通された時、40席ぐらいあるうち、3人ぐらいしかおらず、そのうちの2名が真ん中を空けて座っており、自分はその空いている真ん中の席(両隣人がいて3人並ぶかたち)の席を指定されていたため、うわー最悪だなぁ、隣がうるさくなければいいけどなぁっと思ってましたが、運が悪く。。。

試験時間が2時間以上で問題文もそれなりに長く、集中力が必要です、隣がうるさいと気が散ってなかなか集中できません。こういう時は早くそのうるさい人が退席することを祈るばかりです。

耳栓ってしてもいいのかな。。。今度聞いてみようと。

(5)試験の変遷

SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト)とSAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル)の試験の変遷と今後のバージョンアップ予定を確認していこうと思います。

なぜならバージョンアップされる前にSAPを受けるつもりだから。

No テスト区分 旧バージョン 現バージョン 次バージョン
1 SAA(ソリューションアーキテクト アソシエイト) 2018年2月まで 2020年3月まで 2020年4月以降
2 SAP(ソリューションアーキテクト プロフェッショナル) 2019年1月まで

(想定)

2021年2月まで

(想定)

2021年3月以降

SAAの試験変遷見ると、2年ぐらいで次の新しいバージョンの試験に移行されると思われる。

なのでSAPは2020年の前半を目途に取得したいと思います。

(6)SAA合格までの費用

資格取得したいとはいえ、会社負担がないととても取得できないような金額です。

No 項目 費用 備考
1 参考書(黒本) 約3,000円
2 参考書(白本) 約3,000円 会社負担
Web問題集(ゴールドプラン) 約4,000円
模擬試験 2,200円

会社負担

5 受験料 16,200円

会社負担

合計 約28,400円

うち自腹7,000円

おすすめの記事